整体師をやってる30代男です。
正直うちでもやってますよ、女性向け性感。
別料金も魅力ですが、誰かも書いてたようにリピーター確保が主な狙いです。
うちのように住宅街で営業してる所は、固定客確保が生命線ですからね。

以前は上得意の一部だけが受けられる特別サービスでしたが、最近じゃそれなりに「営業努力」もしてますよ。
裏メニューみたいなものです。
託児室を新設して経費もかさむし、この業界も結構厳しいですから。

うちの営業は平日昼間だけですから、客はほとんど主婦かジジババです。
年齢は10代から70代までで、女9割に男1割くらいかなあ。
このうち性感サービスの客は・・・どうだろう。
受けたり受けなかったりって人もいるけど、全体の3割くらいでしょうか。
40代以下の主婦限定なら半分を超えると思いますけど。


別サービスを勧めるかどうかは、当たり前だけど客次第です。
もちろん年齢や雰囲気も見るし、施術の時はなるべく客と話すようにしてるんですけど、会話した感じとか・・・あとは普通に整体した反応ですね。
僕の場合、バキバキって体がきしむような整体じゃなくて、マッサージとか指圧とか簡単なストレッチが中心ですから、そういう雰囲気に持ち込みやすいってのはあると思いますね。

持ち込むポイントですか?う~ん、客それぞれで一概に言えないんですよね。
基本は微妙な部位を刺激して、反応を見ながら少しずつ・・・って感じかな。

うちは施術のとき、客に専用のウェアを着てもらうんですよ。
裾は膝上くらいの薄い生地で、前開きのガウンみたいなの。
中はパンツというかショーツ1枚です。

例えば、客がうつ伏せで太股やふくらはぎをマッサージするときは下から上へ生足を揉み解していきますから、ウェアの裾が捲れ上がるんですね。
太股の付け根に圧を掛けてリラックスさせると脚が開くんで、偶然を装って親指の先でパンティー越しに微妙な部位をスーッと撫でる。
何度か繰り返してから、おもむろに「お尻どうなさいます?」って聞きます。
OKならウェアを捲って尻マッサージに進みます。
これで第一段階クリア。

上半身だと、仰向けで脇腹からアバラの下がポイントかな。
これもウェア越しに下から上へ揉み込むんだけど、オッパイの下くらいまでは普通の施術でもマッサージするんですよね。
胸を周囲から包み込む感じで揉みながら、また偶然を装って指先で乳首タッチ。
反応が悪くなければ少しずつタッチの頻度を上げて、客が気持ち良くなりかけたところで「胸もなさいますか?」

これもOKなら、改めて乳房全体を柔らかく揉み始めます。

どっちにせよ会話を織り込んでリラックスさせるのが大前提ですね。
ガウンの帯を解かせるまでいったら、もう8割がた成功です。
上半身なら通常マッサージの延長って感じでオッパイを直接揉むわけですが、タッチする時点で乳首が硬くなってる人も結構いますよ。

下半身はちょっとコツがあって、骨盤の内側・・・ちょうど卵巣の上あたりに指や掌で圧を掛けると、これは普通の指圧なんですが性的にも感じるんですね。
そこから徐々に微妙なゾーンを攻めていけば、たいてい落ちます。
乳首を摘んでコリコリしながらパンティー越しにアソコを指先でなぞると、ほぼ全員濡らしてますし、声まで漏らす人も少なくありません。

繰り返すけど、勧める手順も感じるポイントも人それぞれですよ。
いかに最善の方法を見つけられるかが、僕らの技量とも言える・・・かな。

ここで最後の分岐点。
パンティーを脱がせると完全に性感ゾーン突入ですから、客の意向を確認します。

「こういうサービスもありますが、どうなさいますか?」ってね。
ここは妙に曖昧にせずちゃんと説明しないと、後で面倒ですから。

まあ、8割以上は「お願いします」となるんですけど、「遠慮しときます」って人でも、不快に思われることはないみたいです。
意向確認まで行った客で、次から来なくなった人はいないし、2回目か3回目で性感を頼んでくる客も結構います。
というか性感に拒否感を覚えるタイプの人は、それ以前の段階で分かるし、そういう人には途中で軌道修正して通常の施術だけで済ませますから。

性感サービス自体は、皆さんがベッドでする前戯と大差ありません。
もちろん職業柄、全身の感じるポイントを見つけるのは得意だし、同じ部位でも例えば姿勢を工夫して刺激すると効果的だったりしますけど。

でも、クリトリスとか膣内とかGスポットとかアナル周辺とか、皆さんが想像する場所がどうしても中心になりますよね。
あとはタッチの仕方とか強さとか・・・これも客の個性の見極めが大切です。

幸いなことに、自称「不感症気味」の人を含めて、性感サービスを受けた客は一応、全員イッてくれましたね。
エクスタシーの中身は千差万別ですけど。

施術は完全予約で1時間に決まってますから、ゆっくり盛り上がって1回か2回絶頂を迎える人もあれば、時間いっぱい10回以上イキまくる人もいます。
もちろん失神する人も。
閉経後の女性とかだとお汁も少なめだし、逆に台に敷いたタオルを愛液でベトベトする人や、潮を噴いちゃう人もいます。

性感も通常サービスと同様、基本的に手先と指先の勝負です。
まあギアを入れるときは、舌というか口も動員しますけど。

挿入ですか?う~ん、なくはない・・・と言っても分かりませんよね。
正直、性感の途中で「入れてください」と頼まれることは多いです。
ですが実際に挿入するのは、同じ客が3回来て1回くらい・・・かな。

最初に勧めて性感サービスするときは、挿入まではしません。
料金も通常と同じです。
その時点では事前説明なしだったわけですから。

「次はもっと気持ち良いことしますよ」と匂わせて、ついでに次回からはオプション料金になると説明するわけ。
気に入って通ってくれれば、ランダムに本番サービスを盛り込むんです。
適度に飢餓感を煽って、「次来たら入れてもらえるかも」と期待させるのが狙い。

それ以上に、全員に毎回ハメてたら僕の体が持ちませんけどね。
体調にもよるけど、基本的に挿入は1日1人か2人にしてます。
客の個票には各回どこまでサービスしたかは記録してあるんで、間隔が開き過ぎないよう、予約リストを見ながら「今日はこの人とこの人」なんて予定を立てるわけです。

羨ましいって?ご冗談を。
想像できるでしょうが、奮い立つような美人妻ばかり来るわけじゃありませんよ。
トドみたいでも骸骨みたいでも福田康夫みたいでも、料金を払えば立派なお客様。
基本的に中年以下の人が中心ですが、60過ぎて性感を希望する客もいます。

客を選んでちゃ商売は立ち行きませんから、どんなに不器量でも脈があればそれとなく性感を勧めるし、性感を希望した客なら何回かに1度は挿入します。
まあ、どんな相手でも一応「使用可能」になる愚息には、我ながら感心しますが。

もちろん、料金を頂くのが申し訳ないような素敵な奥様もいますよ。
ここだけの話、「ほかの客には絶対内緒ですよ」と言い含めて毎回挿入してる奥様も3人ばかりいます。
基本的にスキンを使いますが、客が満足しさえすれば敢えて射精しないこともあるし、望まれれば生挿入して外出しします。
お気に入りの3人もそうですが、互いに了解すれば中で出すこともありますね。

本格的な性感に踏み出すのは冒険でしたが、通常整体だけの頃より固定客はぐっと増えたし売り上げも数倍増ですから、結果的に今のところは成功と言えると思います。
口コミで新規の客も来るようになったんですが、中には初回でいきなり「性感もお願いできますか?」とか聞いてくる人もいて。
どんな口コミなんだよって思いましたよ。

もちろん体力的にはキツいですよ。
最近、院内の保育室で雇ってる保育士の子が提案してきたんです。

「先生の整体、評判良いみたいだから、OLさんとかも来れるよう週末や夜間も営業したらどうですか?」って。
そんなことしたら1週間で倒れるでしょうね(笑)
それとなく同業者に聞くと、整体やカイロ、マッサージで性感に手を広げる人は増えてるみたいですね。
中には趣味でやる奴もいるんだろうけど、ほとんどはうちと同様、売り上げ増の必要に迫られて決断するそうです。

もちろん業態によっても違って、例えばホテルへの出張マッサージなんかだと、固定客より新規顧客の開拓が重要なわけで、性感はかえって効率が悪いみたい。
もっとも女のマッサージ師に聞いたら、ホテル出張で「特別サービス」を求めてくる男性客は結構いるそうですね。
別料金払うからって。
まあ、覚えがある人もいるだろうし、あまり詳しく言いませんが。

逆に、うちみたいに主な客層が主婦だと、性感もやる所が多いようです。
やっぱり奥さんたちには溜まってる人が多いんでしょうかね。
挿入までするかどうかは、整体師次第みたいですけど。

余談ですが最近、運動部で故障した男子高校生がリハビリでうちに来て、もちろん通常施術を施したんだけど、途中でその子の下半身が元気になったことがありました。
僕にそっちの趣味はないし、見たところ高校生もそうだったようで、単に刺激が伝わって反応しただけみたい。
若いって凄いですね。

冗談で「抜いてやろっか?」って聞いたら、驚いて断られましたけどね(笑)そっち方面に強い整体師なら、男性向けサービスを始めても面白いかも。
僕にはちょっと無理ですけど。